今回のおススメ本は、
鎌倉にある野菜精進料理の店「なると屋+典座」の店主 イチカワヨウスケさんが手がけた一冊。
ところで「典座(てんぞ)」って何かご存知ですか?
「典座(てんぞ)」とはお寺の台所をしきるお坊さんのことなんです。
著者も「世の中の典座になりたい」と思い、店名に付けたそうです。
レシピからひしひしと伝わってくる「野菜への感謝の気持ち」と、「これを食べて元気になってもらいたい」という
強い想いが伝わってきます。
また精進料理などの料理は、野菜の素材、味を活かす味付けがされています。
「なると屋+典座」の野菜をいただくのレシピは、シンプルですがお野菜を丸ごと活かし、
五味(うま味、酸味、苦味、甘み、塩味)のバランスを引き出す味付けが紹介されています。
日ごろ、外食続きで塩辛いものばかり食べている方に本当におススメのレシピです。
タイトル:「なると屋+典座」の野菜をいただく
著者:イチカワヨウスケ
出版社: 主婦と生活社
価格:1,575円
【著者紹介】
イチカワヨウスケ 「なると屋+典座」店主。
京都の料理店、鎌倉のカフェで修行後、精進料理に出会う。
2004年、鎌倉に旬の野菜をふんだんに使った「なると屋+典座」を開店。
「おいしく食べて、穏やかに、心も身体もきれいになる」とたちまち人気に。
料理教室や料理番組の講師など、活躍の場を広げる。
イチカワヨウスケ@Twitter→ @ichiysk
鎌倉にあるお店のHP→ 「なると屋+典座」